日本は他の国に比べるとピルを服用する女性が少ない

日本は他の国と比較すると、ピルを服用する女性が少ないという傾向がありますが、これはピルに対する不信感を持っている女性が少なくないこと、日本での認可が遅れたことが原因だと言えます。ヨーロッパやアメリカは日本よりもピルの普及率が高く、ヨーロッパのドイツやイギリスなどは30%近い女性がピルを服用していますし、アメリカも20%ほどの人が服用しているのです。その一方で日本人女性は1%前後だと言われており、最近はピルが普及しているので3%ほどまで利用者が増えてしますが、それでも海外と比較すると普及率はかなり低いということができます。

日本人女性はピルに対する不信感が強い傾向にあり、副作用で気分が悪くなってしまったり、思わぬ体重増加を引き起こしてしまったりすることが嫌だと感じている人も少なくありません。ですが、ピルの飲み始めの時期で身体が慣れるまでに気分悪くなることがあっても、すぐに成分に慣れて気分悪さなど体調不良が起こらなくなります。最近では、低用量ピルなどを利用すれば副作用を起こすことも少なくなっているので体調不良を引き起こすことが少ないですし、近頃のピルに含まれている成分では急激な体重増加が起こりにくいので安心して服用することができるのです。また、ピルを飲んでいる人は頻繁に性行為をしていたり複数の人と性的な関係を持っていたりする人だという認識を持っている人が少なくないので、そのような偏見からもピルの利用が少ない傾向にあります。

日本ではピルが開発されてから30年以上経過して認可されたので、他の国よりも普及しなかったと言われていますが、認可が遅かったことで正しい知識を持っていない人も多いと言えるでしょう。多くの人がコンドームのみで避妊することができると思っていますが、コンドームによる避妊は外れてしまうことなどで失敗することがあるので、避妊率を高めるためにはピルとの併用が重要だと言えます。避妊率を高めるためにも、ピルを継続して服用することは効果的ですし、月経などをコントロールすることもできるので、本来であれば低用量ピルなどの服用は推奨されるべきことです。

世界保健機構では避妊率を高めるために、コンドームとピルの併用を推奨しており、日本でも望まない妊娠を避けるためにも実施していくべきだと言われています。ピルに対して不信感や偏見がある人もいるかもしれませんが、まずは正しい知識を持つことで服用するべきかどうか判断すると良いでしょう。